それを言葉で言うのは難しいんだが、強いて言えば、 『影』 かな・・・・・。心の中の隠された悩み、苦しみ、悲しみといってもいい。たぶん、今まで君はそうしたものとは縁遠かった。ところが、今度君が書いたヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲には、それがある。ああ君、あの音楽は最高だ。まるで、神が君の心に宿ったかのように雄弁だ。