平成の今、ここから眺める平和な瀬戸内の風景、雄大な明石海峡大橋の下をユックリと潮の帯が東へ流れ、海峡を往来する大きな船、波に漂い釣り糸を垂れる小舟、無常の世界を忘れさせる光景です。
朝廷の命を受け、安徳天皇を祀るために建久二年 (1191) 赤間神社の前身である 「阿弥陀寺」 が建立された後、安徳天皇と平氏一門が海底で静かに暮らしていただくよう願いを込めて、竜宮城を模した珍しい建築様式の赤間神社を建立。
その境内には平家一門の墓が苔むし、小泉八雲の小説で有名な 「耳なし芳一」 の像が琵琶を抱いて中空に向けた表情から諸行無常が聞こえてきます。 |
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