「大東亜戦争は東南アジア諸国への侵略戦争だった」という人がいますが、この見方はあやまりです。というより、正確な意味での侵略ではありません。
日本は中国以外のアジア諸国とは戦争をしていないからです。日本が戦った相手は、フィリピンを植民地としていたアメリカであり、ベトナムとカンボジアとラオスを植民地としていたフランスであり、インドネシアを植民地としていたオランダであり、マレーシアとシンガポールとビルマを植民地としていたイギリスでした。日本は東南アジアを植民地支配していた列強四ヶ国と戦って、彼らを駆逐したのです。
日本が「大東亜戦争」という理想を抱いていたのはたしかです。「大東亜共栄圏」とは、日本を指導者として、欧米諸国をアジアから排斥し、中華民国、満洲、ベトナム、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ビルマ、インドを含む広域の政治的、経済的な共存共栄を図る政策でした。昭和十八年(1943)には東京で、中華民国、満州国、インド、フィリピン、タイ、ビルマの国家的有力者を招いて「大東亜会議」を開催しています。また同年八月一日にビルマを、十月十四日にフィリピンの独立を承認しています(ただし、アメリカとイギリスは認めなかった)。
残念ながら日本の敗戦により、「大東亜共栄圏」が実現されることはありませんでしたが、戦後、アメリカやイギリスなど旧宗主国は再びアジアの国々を支配することは出来ず、アジア諸国の多くが独立を果しました。この世界史上における画期的な事実を踏まえることなく、短絡的に「日本はアジアを侵略した」というのは典型的な自虐史観による見方です。 |
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