これやこの

 行くも帰るも わかれては

  しるもしらぬも 逢坂の関

              蝉 丸

 

 

 

これがかの 有名な逢坂の関よ
東くだりの旅人も 都へ帰る旅人も
知る人も知らぬ人も
別れては逢い
逢うては別れ してゆき交う
人の世の別れと出会いを暗示するのか
その名も逢坂の関