あしひきの
山鳥の尾の しだり尾の
ながながし夜を ひとりかも寝む
柿本人麿
山鳥のながながしいしだれ尾のように
まことに長き秋の夜を
山鳥の雄と雌が離れて恋合うに似て
あなたを恋いつつ ひとり寝をすることよ