述(じゅつ) 懐(かい)
頼 山陽
安永九 (1780) 〜 天保三 (1832)

十有三春秋

逝者已如水

天地無始終

人生有生死

安得類古人

千載列青史
十(じゅう) 有(ゆう) 三(さん) 春(しゅん) 秋(じゅう)
逝(ゆ) く者(もの) は已(すで) に水(みず) の如(ごと) し
天(てん) 地(ち) 始(し) 終(しゅう) 無(な) く
人生(じんせい) 生(せい) 死(し) 有(あ) り
安(いずくん) ぞ古(こ) 人(じん) に類(るい) して
千載(せんざい) 青(せい) 史(し) に列(れつ) するを得(え) ん

私ももう十三歳になった。
聖人孔子さまのおっしゃったとおり、年月は川の流れのように、どんどん過ぎ去ってし まう。
この天地自然には、始まりも無ければ終わりもないけれど、人間の一生には限りがある。
この短い一生の中 で、どうしたら昔のすぐれた人々の仲間入りをして、長く立派な歴史の中に残ることができるだとうか。
どうかそう なりたいものだ。