漫 述まんじゅつ
佐久間 象山
文化八(1811)〜元治元(1864)

謗者任汝謗

嗤者任汝嗤

天公本知我

不覓他人知
そしものなんじそしるにまか
わろものなんじわろ うにまか せん
天公本てんこうもと より我を知る
にん るをもと めず

謗る者はぞんぶんに謗るがよい。
あざわらう者は思いきりあざわらうがよい。
謗るも嗤うも君たちの勝手にさせて おこう。
天の神だけは、私の私心のないことを知っている筈であるから、他人に理解してこらおうなどとは思わな いのである。