かたつむりの角の上ぐらいの小天地で、何を争っているのだろうか。 人の一生は、火打石から発する火花のように儚いものではないか。だから貧富に応じて、この人生を楽しむがよい。 口を開いて心の底から笑うことも出来ず、くよくよと過ごすのは、全く愚者というほかはない。