龍 (玄宗皇帝のこと) は龍池 (玄宗が太子の頃に住んでいた邸にあった池の名) より躍り出でて、天子の御位にお就きになられたが、帝の生まれながらにして備わった御徳は、正に帝王の恩徳そのものであらせられた。
龍池は龍が天にのぼれるように力を与え、即ち龍は天子としてふみ行うべき事柄を御身につけさせられて、天子の御位に就かせられたのであります。
こうして、お屋敷の高殿も気色にあふれ、帝に仕える文武百官をはじめ、お池の水鳥たちまでも尽く光輝にあふれ、この国の前途をお祝福いたしております。
この英邁な天子をお助けして、さらに国家の繁栄を計る為には、国民全部の持てる力を結集し、必ず違背するものがあってはならないのであります。
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