かん じゃく ろうのぼ
王 之渙
盛唐 (695 〜 742?)

白日依山盡

黄河入海流

欲窮千里目

更上一層樓
白日はくじつ やま りて
こう うみ ってなが
せん きわ めんとほっ して
さらのぼ一層いつそうろう

この眺望のよい鸛鵲楼から眺めると、夕日がはるか彼方の山かげに沈むのが見え、東は黄河が遠く流れて海に入っているように見える。
雄大な眺めを千里の遠くまで窮めようとして、更に一層上に登ったのである。