~ ~ 『 寅 の 読 書 室 Part Ⅶ-Ⅸ』 ~ ~

 
== 『日 本 国 紀 (下)』 ==

著 者:百 田 尚 樹
発 行 所:幻 冬 舎 文 庫
 
 
 
 
 
『編集の言葉』
私たちは何者なのか ──。この深遠な問いに、作家・百田尚樹さんが答える。本書はそんな一冊です。当代一のストーリーテラーである百田さんが、渾身の筆で紡ぎ出した「日本人の物語」を、一人でも多くの方に読んでいただき、この本を会話を広げていただきたい。そう思いながら編集しました。
「日本」という島々では、神話とともに国が始まり、その後、人々が、まるで大きな家族のように暮らして来ました。家族のようだからこそ、人々はときに激しく争い、しかし災害や外敵が迫り来れば力を合わせて立ち向かい、懸命に国を造り守って来たのです。
色とりどりの細い糸が撚り合されて一本の太く長い糸となってきたかのような「日本の歴史」。その先端に立っているのが、今を生きる私たちです。日本の歴史を知ることはすなわち自分自身を知ることではないでしょうか。百田尚樹さんが案内する「自らを知る旅」へ、多くの方々とご一緒できたことを嬉しく思います。
未熟ながら、本書の編集に当たり、事実に関するご指導、確認等にご協力くださいました諸先生方に心より感謝申し上げます。
編集者 有本 香
謝 辞
『日本国紀』の執筆にあたっては、『古事記』『日本書紀』をはじめ、多くの史書を参考にしました。いや、そもそもそれらの本なしでは成り立たない仕事です。
「記紀」以降、多くの偉大なる先人、先達が、私たちの国の歴史を記し、研究し、考察を続けて来られました。本書を執筆するに際し、そうした遺産の素晴らしさをあらためて知ることとなりました。ここに深く感謝を述べさせていただきます。
本書の監修にあたっては、江崎道郎氏、上島嘉郎氏、久野潤氏、谷田川惣氏に多大なるご助力をいただきました。そして、編集者の有本香氏には単行本での一年にわたる執筆に並走していただきました。幻冬舎の高部真人氏にも支えていただきました。そして幻冬舎社長、見城徹氏には、有形無形のご尽力を賜りました。
『日本国紀』は、皆様のお陰で世に送り出すことが出来ました。
単行本刊行の三年後に、大幅な加筆修正を施すにあたり、あらためて江崎道郎氏、上島嘉郎氏、久野潤氏に貴重なご助言を賜りました。また、前記の方以外にも、多くの方々から素晴らしいアドバイスとご協力をいただきました。この場をお借りして、心から御礼を申し上げます。
しかし敢えて今、私が深い感謝の念を捧げたいと思うのは、我が祖国{日本」と、この国に生き、現代の私たちにまで生をつないでくれた遠い祖父たちです。
古代より、この島に生れた人々が日本の風土に育まれ、苦労を乗り越え、長らえて来たからこそ、今の私たちがあるのです。
そして私もまた未来の日本と日本人へと生をつなげ、国をつなげる環の一つであること、その使命の重さを感じています。
令和三年 神無月朔日                  百田 尚樹
2026/03/15