我が国の威名は既に海外にまで知れ渡っている時に、幕府の役人どもがやっている国威を落とすような行為を、手を拱いて安閑と見ておれようか。 朝廷よ、どうか悪臣を討つ剣を賜りたい。 そうすれば、漢の朱雲が 「尚方の斬馬剣」 をもって悪臣を斬ったように、私もすぐに徳川将軍を斬って、天子の御心にお答えしたい。