昨晩は、あおぎりの葉が散り、秋を感じさせたが、今朝はまた、かりが遠く寒冷の地からもどってきて、いよいよ秋の到来を覚えさせる。 さわやかな秋の風はいつまでも吹きつづいてやまない。 青々とした大海原の空にくっきりと白い雲が流れてゆく。 (註) この題は歌会の席で和歌に用いる題を分けたところ、自分は 「秋日雑興」 という題を得たので、主宰者の命によって作った、という意。