勝敗は兵家の常であり、まや思う通りにはならないものである。 敗れた時には恥じをしのんで再挙を図るのが男児のなすべきことである。 項羽も恥じをしのんで捲土重来を期したならば、故郷の江東の地にはすぐれた子弟もたくさん居たことだろうから、再挙に成功したであろうに。 自ら命を絶ったのは惜しいことであった。