中(ちゅう) 庸(よう)
元田 東野
文政元 (1818) 〜 明治二十四 (1891)

勇力男子斃勇力

文明才子酔文明

勸君須擇中庸去

天下萬機歸一誠
勇(ゆう) 力(りょく) の男(だん) 子(し) は勇(ゆう)力(りょく)に斃(たお) れ
文明(ぶんめい) の才(さい) 子(し) は文明(ぶんめい) に酔(よ) う
君(きみ) に勧(すす) む須(すべから) く中(ちゅう) 庸(よう) を択(えら) び去(さ) るべし
天(てん) 下(か) の万(ばん) 機(き) 一誠(いっせい) に帰(き) す

人間の常として勇力にのみ頼っているものは遂にはその為に身を亡ぼす。
また、外面の華麗にあこがれる者は内実のない人となりかねない。
君に勧めたいことは、すべてのことは皆誠をもって達成されるのであるから、常に不偏中正の道を選び、それによって行動するということである。