四十年余りの人生を睡夢の中に過ごしてきたが、いまようやく目が醒めて、おぼろげながらも始めて物事の本当の姿が見えてきた。 日はもう午後を過ぎたと同じように、私も人生の半ばを過ぎているが、朝を迎えた気持ちで今から 「道」 に励もうと決意して、明け方の鐘を撞くのである。 世の人の為にも、自分の為にも。