ぐう せい
朱 熹
南宋 (1130〜1200)

少年易老學難成

一寸光陰不可輕

未覺池塘春草夢

階前梧葉已秋聲
しょう ねん やす学成がくなりがた
一寸いつすん光陰軽こういんかろ んず からず
いま めず とう 春草しゅんそうゆめ
階前かいぜん よう すで秋声しゅうせい

年はすぐにとってしまうが、学問はなかなか成就できるものではない。
学問を成就しようとするなら、ほんの少しの 時間もおろそかにしてはならない。
ちょうど、池の堤に春の草花が芽を出し、自分もわれを忘れて春を楽しんで いるうちに、もうきざはしの前の青桐の葉が秋風にそよいでいるというようなもので、ほんとうに月日のたつのは早 いものなのである。