偶 作ぐうさく
横井 小楠
文化七(1810)〜明治二(1869)

神知靈覺湧如泉

不用作為付自然

前世當世更後生

貫通三世對皇天
しん 靈覺れいかく いていずみごと
さく もち いず ぜん
ぜんせい當世更とうせいさら後生こうせい
さん 貫通かんつう して皇天こうてんこた えん

神のような知恵、ふしぎな覚りは泉の如く湧いて出て、別に人為的な工作を用いないでも自然に行われてゆくの が、われわれの心の働きである。
前世より当世さらに後生と、過去より未来へわたって、永遠に対えたいものであ る。