続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 
行 き 暮 れ て
平 忠度
行き暮れて

  木の下かげを宿とせば

    花や今宵の主ならまし

行き暮れて

  木の下かげを宿とせば

    花や今宵の主ならまし
 
雪 の 南 部 に 春 が 来 る
嫁ぎし赤穂城の春弥生

幸多き日々はすでに帰らず

人の世の無情海の深さの悲しみ

恨み晴れる日卍巴に雪が降る