続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 


月 に 対 す
橋本 景岳
神理微茫尋ぬべからず

祗応に自飲孤斟を作すべし

慇懃一片千秋の月

我悠々たる萬古の心を照らす
早 に 白 帝 城 を 発 す
李 白
朝に辞す白帝彩雲の間

千里の江陵一日に還る

両岸の猿声啼いて住まざるに

軽舟已に過ぐ万重の山