続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 
洞 庭 に 遊 ぶ
李 白
洞庭西に望めば楚江分る

水尽きて南天雲を見ず

日落ちて長沙秋色遠し

知らず何れの処にか湘君を弔わん
  


道灌蓑を借るの圖に題す
作 者 不 詳
孤鞍雨を衝いて茅茨を叩く

少女為に遺る花一枝

少女言わず花は語らず

英雄の心緒乱れて糸の如し