続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 


塾 生 に 示 す
廣瀬 淡窓
道うことを休めよ他郷苦心多しと

同胞友あり自ずから相親しむ

柴扉暁に出ずれば霜雪の如し

君は川流を汲め我は薪を拾わん
 
春 簾 雨 窓
頼 鴨
春は自ずから往来し人は送迎す

愛憎何事ぞ陰晴を別つ

花を落とすの雨は是れ花を催すの雨

一様の檐聲前後の情