続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 
城 山
西 道仙
孤軍奮闘囲を破って還る

一百の里程塁壁の間

吾が剣は已に摧れ吾が馬は斃る

秋風骨を埋む故郷の山


焦 心 録 後 に 題 す
高杉 晋作
内憂外患吾が州に迫る

正に是れ存亡危急の秋

唯邦君の為国の為

焦心砕骨又何ぞ愁えん