続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 
娑 婆 歌
日柳 燕石
縦い鐡カクの湯を呑むとも

男子の腸は変わらず

聴け我が娑婆歌の第一を

尊皇尊皇又尊皇

縦い剣樹の枝を攀ずとも

婦人の姿を作さず

聴け我が娑婆歌の第二を

攘夷攘夷又攘夷

縦い候家の敵と為るとも

皇国の賊とは為らず

聴け我が娑婆歌の第三を

報国報国又報国