続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 
春 暁
日柳 燕石
花気山に満ちて

濃やかなること霧に似たり

嬌鶯機転処を知らず

吾が桜一刻値千金

春宵に在らずして春曙にあり


自 詠
菅原 道真
家を離れて 三四月

  涙を落とす 百千行

満事 皆 夢の如し

  時時 彼蒼を 仰ぐ