続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集
酒 に 対 す
白 居 易
蝸牛角上何事をか争う
石火光中此の身を寄す
富に随い貧に随い且らく歓楽せん
口を開いて笑わざるは是れ痴人
山 行 同 志 に 示 す
草場 佩川
路は羊腸に入って石苔滑なり
風は鞋底從り雲を掃って廻る
山に登るは恰も書生の業に似たり
一歩歩高うして光景開く