続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 
廬 山 の 瀑 布 を 望 む
李 白
日は香爐を照らして紫煙を生ず

遥かに看る瀑布の長川を挂くるを

飛流直下三千尺

疑うらくは是れ銀河の九天より落つるかと


老 泣
梁川 星巖
老泣声無く客衣を湿す

天涯の兄弟信来ること稀なり

半肩の行季両鬢の雪

満望の雲山何れの処にか帰らん