続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 


牡 鹿 啼 く
藤原 基俊
牡鹿啼く

  この山里の さがなれば

    悲しかりけり 秋の夕暮れ

牡鹿啼く

  この山里の さがなれば

    悲しかりけり 秋の夕暮れ
桶 狭 間 を 過 ぐ
太田 錦城
荒原古を弔う古墳の前

戦い克って将驕る何ぞ全きを得ん

怪風雨を吹いて昼晦の如し

驚破す奇兵の天より降るかと