続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 


親 を 思 う
廣瀬 淡窓
遥かに思う白髪門に倚るの情

 官学三年業未だ成らず

夜秋風老樹を揺かす

 孤窗枕をそばだてて客心驚く
応 制 天 の 橋 立
釈 希世
碧海の中央六里の松

天橋の絶景是れ仙蹤

夜深うして人は龍燈の出ずるを待つ

月は落つ文殊堂裏の鐘