続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 
お も ひ き や
建礼門院 徳子
おもひきや

  深山の奥に栖居して

    雲井の月をよそに見んとは

おもひきや

  深山の奥に栖居して

    雲井の月をよそに見んとは
大 高 源 五
菊地 東郊
忠肝義胆赤城の臣

装を変じて敵を偵いて苦辛多し

其角は知らず子葉の志

誤まって天涯落魄の人と為す