続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集
舞 姫
海老澤 宏升
君主見る楊貴妃の舞い
旋律は霓裳羽衣の曲
黒髪は靡き肢体は宙を翔ける
正に是れ月宮天女の趣き
将に東遊せんとして壁に題す
釈 月性
男児志を立てて郷関を出ず
学若し成る成くんば復た還らず
骨を埋むる何ぞ期せん墳墓の地
人間到る処青山有り