続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 
黒 髪 の
武田勝頼夫人
黒髪の

  乱れたる世に はてしなき

    おもひに消ゆる 露の玉の緒

黒髪の

  乱れたる世に はてしなき

    おもひに消ゆる 露の玉の緒


偶 感
西郷 南洲
幾度か辛酸を歴て志始めて堅し

丈夫は玉砕するも甎全を愧ず

我家の遺法人知るや否や

児孫の為に美田を買わず