続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 


江畔独歩花を尋ぬ
杜 甫
黄四娘の家花蹊に満ち

千朶万朶枝を圧して低る

留連せる戯蝶は時々に舞い

自在の嬌鶯は恰々おして啼く
悟 空 誕 生
山陽交泰して群生を産み

仙石は胞に含む日月の精

卵を借り猿と化して大道を完うし

他の名姓を仮り丹を配して成る

内不識を観ずるは無精に因り

外名知に合して有形と作る

歴代の人々皆此れに属し

王と称して縦横に任う