続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集
吉 法 師
頼 山陽
吉
(
きつ
)
法
(
ぽう
)
師
(
し
)
師
(
し
)
とする
所
(
ところ
)
無
(
な
)
し
地
(
ち
)
に
墜
(
お
)
ち
鎧
(
よろい
)
を
被
(
き
)
て
緇
(
し
)
を
被
(
き
)
ず
心
(
しん
)
悟
(
ご
)
参
(
さん
)
ぜず
古
(
こ
)
兵法
(
へいほう
)
群豪
(
ぐんごう
)
を
芟刈
(
せんがい
)
して
九
(
きゅう
)
逵
(
き
)
を
開
(
ひら
)
く
日
(
ひ
)
を
フ
(
ささ
)
ぐ
荊榛
(
けいしん
)
の
底
(
そこ
)
再
(
ふたた
)
び
挂
(
か
)
く
扶
(
ふ
)
桑
(
そう
)
の
枝
(
えだ
)
??
(
こんふつ
)
倒
(
さかさま
)
に
輝
(
かがや
)
く
妙法
(
みょうほう
)
の
旗
(
はた
)
恨
(
うら
)
む
莫
(
なか
)
れ
盤根
(
ばんこん
)
錯節
(
さくせつ
)
に
利
(
り
)
剣
(
けん
)
の
折
(
お
)
れしを
後
(
こう
)
覇
(
は
)
尽
(
ことごと
)
く
吉
(
きつ
)
法
(
ぽう
)
師
(
し
)
を
師
(
し
)
とす
後
(
こう
)
覇
(
は
)
尽
(
ことごと
)
く
吉
(
きつ
)
法
(
ぽう
)
師
(
し
)
を
師
(
し
)
とす