続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 


月 照 墓 前 の 作
西郷 南洲
相約して渕に投ず後先無し

 豈圖らんや波上再生の縁

頭を回らせば十有餘年の夢

 空しく幽明を隔てて墓前に哭す
元二の安西に使するを送る
王 維
渭城の朝雨輕塵をうるおす

客舎青青柳色新たなり

君に勧む更に尽くせ一杯の酒

西のかた陽關を出ずれば故人無からん