続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 


数 な ら ぬ
作 者 不 明
数ならぬ

  身にも心に 急がれて

    夢安からぬ 広島の宿

数ならぬ

  身にも心に 急がれて

    夢安からぬ 広島の宿
 
冑 山 の 歌
頼 山陽
冑山昨我を送り

冑山今我を迎う

黙して数うれば山陽十たび往返

山翠は依然たれども我は白鬚

故郷に親在り更に衰老

明年又応に此の道を下るべし