続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 
意 に 可 な り
良 寛
慾無ければ一切足り

求むる有らば万事窮す

淡菜饑を療す可く

衲衣聊か躬に纏う

独り往きて麋鹿を伴とし

高歌して村童に和す

耳をう岩下の水

意に可なり嶺上の松


飲 中 八 仙 歌
李 白
李白一斗詩百篇

長安市上酒家に眠る

天子呼び来れども船に上らず

自ら称す臣は是れ酒中の仙と