続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 


日 出
伊藤 博文
日は出ず扶桑東海の隅

長風忽ち獄雲を拂うて来る

凌霄一萬三千尺

八朶の芙蓉當面に開く
独 り 敬 亭 山 に 座 す
李 白
衆鳥高く飛び尽くし

孤雲独去って閑なり

相看て両ながら厭わざるは

只敬亭山あるのみ