続 吟 剣 詩 舞 漢 詩 集


 


江 戸 開 城
松口 月城
関東平野錦旗翻る

官軍堂々都門に迫る

海舟の機略大勢を知り

又見る南洲一諾の尊きを

江戸の開城歴史に輝く

両雄の面目躍如として存す
英 霊 南 よ り 還 る
松口 月城
異郷に骨を曝す十余年

鬼哭啾々誰か憐まざらんや

勇躍會て上る遠征の旅

無言今還る故国の天

戦争の末路何ぞ悲壮なる

涙は迸り胸は迫る英霊の前