適
塾 の諸
友 と桜
社 に遊
ぶ | 両
岸 の香
雲 碧
流 を擁
し 開
花 稠
き処 客
還 た稠
し 今
日 詩 を釣
し得 ざるが為
に 復
た約 す明
朝 小
舟 を泛
べんと | | |
与 適 塾 諸 友 遊
桜 社 | 両岸香雲擁碧流
開花稠処客還稠 為今日不釣詩得 復約明朝泛小舟 | |
嘉永三、四年 (1850、1851)
頃の作。 十七、八歳。 適塾の友人達と花見に出かけての詩。 桜社は、今の大阪市都島区の桜宮で、淀川の支流になる大川に沿って八重桜の名所として知られる。
船場過書町 (現在の東区北浜三丁目) の適塾からは直線距離にして2キロメートルほどの地になる。 |
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